VOICE お客様インタビュー

新規導入
株式会社TRUNK様

300人を超えるスタッフの手間やストレスを減らすために、
ホテル仕様の「勤怠&原価管理システム」が欲しかった。

300人を超えるスタッフの手間やストレスを減らすために、<br>ホテル仕様の「勤怠&原価管理システム」が欲しかった。

婚礼大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)が初めて手がけたホテル事業を、ホテル仕様のカスタマイズで全面バックアップ。『ちゃっかり勤太くん』初となる、「勤怠管理システム」と「パーティ原価管理システム」の一元化、という新たな試みに挑んだ。

表参道の喧騒から離れた、緑あふれる一画にその瀟洒な建物がある。名前は「TRUNK(HOTEL)」(トランクホテル)。結婚式関連事業を展開するT&Gが手がけた、いま話題のブティックホテルだ。「ソーシャライジング(=等身大の自分らしい社会貢献)」をコンセプトに掲げた革新的なホテルとして国内外から注目を集め、2017年5月のオープン以来、予約が殺到。今も高い人気を誇っている。

ホテル事業は、初めての挑戦。
ぜんぶ0からだったので、苦労しかなかった…(笑)

株式会社TRUNK 取締役人事部長 市川裕秀様

開業にあたってはT&G内に開業準備室を立ち上げ、足掛け3年。その当初から中心的役割を担い、現在、ホテルの取締役人事部長を務める市川さんは、こう述懐する。
「ホテル事業はT&Gとして初めての挑戦。やる以上はこれまでに無い、新しいスタイルのホテルを造りたかった」。ホテルを開業するだけでも大ごとだ。にも関わらず、このホテルはそれ以上を目指していた。「コンセプト作りに始まって、ぜんぶ0からスタート。できる限り、ルールを作らない。マニュアルを作らないというスタンスで。ユニフォームも作っていますが全員統一じゃない。個性を重視して「自由に着こなしていい」と。他にも、ロビーをかまえず、正面にバーを置いて、フロントを奥に隠したり…。新しいことをやる以上は、賛否両論あっていい。「無いものを造る」ってそういうことだと信じて、批判を受ける覚悟も持ってやってきましたし、0スタートだったぶん、苦労しかなかった…ですね(笑)」
苦労話に笑みが漏れるのは、その達成感ゆえだろう。すでに海外のAWARDを数多く受賞し、一躍世界が認めるホテルとなった。
そんなTRUNKが、エイ・アイ・エスにシステムを依頼したのは、どういう経緯だったのだろう。

T&Gで、エイ・アイ・エスが作った「パーティ原価管理システム」を利用。
社員の大半がT&Gからの出向のため、使い慣れたシステムの継続使用を考えた。

株式会社TRUNK 人事部マネージャー 五木田桂子様

「まったく新しい事業を始めることもあって、スタッフのストレスが心配でした」と、人事部マネージャーの五木田さん。
「システム面でストレスをかけたくなかったので、T&Gで使っていたパーティ原価管理システムをそのまま使用できれば、と。またT&Gでは、このシステムと勤怠管理システムが別々のモノでした。この入り口を一つにできれば、スタッフの負担をさらに減らせるのでは、と」。このホテルは、社員とアルバイトを合わせてスタッフが延べ300人を超える。大所帯をあずかる人事担当者らしい気づかいだ。さらに課題がもう一つあった。「ホテル業務では、婚礼の運営以上にスタッフの勤務区分が増えるので、それを束ねられるような勤怠管理システムが必要でした」。
勤怠管理はエイ・アイ・エスの得意分野だ。この連携は容易そうだが、一筋縄ではいかなかった。

ホテル業務は勤務区分が細かく多岐にわたるため、従来の「パーティ原価管理システム」とは似て非なるシステムをもう一つ構築する必要があった。

株式会社エイ・アイ・エス クラウド事業本部長 仲村俊彦

担当の仲村が語る。「勤務区分が増えることで要件定義が異なるので、従来のシステムとは似て非なるものを、新たにもう一つ作る必要がありました」。設計図づくりが難航し、カスタマイズには時間を要したようだ。
「かなり時間がかかったので、仲村さんにはけっこう厳しいことを言いましたね(笑)」と市川さんがチクリ。仲村も恐縮しながら、苦笑い。
こんな会話ができるのも、時間がかかったぶん、長く良い関係を築けてきた証だろう。導入にこぎつけた今、スタッフの評判やシステムの使い心地をうかがった。

「スタッフがシステムにアクセスしやすくなり、手間やストレスが減ったようです。打刻漏れ、記入漏れなども減っていますし、スタッフに労働時間への自覚が芽生えて、時間に対する意識が変わった気がします。管理する私のほうもスタッフの正確な労働時間が分刻みで把握でき、給与計算や月次決済などの集計がスピードアップしました。スタッフのシフト作成もシステム内でできますし、活用範囲が広がりましたね」。
粘り強くカスタマイズを施した成果が早速、表れているようだ。

「パーティ原価管理」と「勤怠管理」を一元化したことで、スタッフからのアクセスがスムーズになり、より管理しやすい環境が整いました。

嬉しい言葉はさらに続いた。「このシステムは今、当ホテルにとってスタッフの動きと現状把握ができる一番のツールになっています。使いやすく、無くてはならないものですね」。仲村も胸をなでおろしているようだ。
最後に。今後さらにシステムに期待することや改善点をうかがった。
「ウェディングプランナーをはじめクリエイティブ職のスタッフもいるので、プロジェクト管理まで行えると良いですね。またさまざまな労働時間制への対応など、事業規模が大きくなった時を見据えて、これからも柔軟な対応を期待しています」。
この取材が終わると、仲村が五木田さんと早速、改善点について打合せを始めた。システムにさらなるカスタマイズを施すのだろう。より良いシステムの追求も、このパートナー関係もまだまだ続きそうだ。

ご担当者様の声

「このシステムは今、当ホテルにとって、スタッフの動向や現状把握ができる、一番のツールになっています。使いやすく、無くてはならないものですね。」

導入後のメリット

スタッフのスケジュール管理とパーティ管理、給与計算がスムーズに。
スタッフに労働時間への自覚が芽生え、時間に対する意識が変わった。
職種別、部門別など、あらゆる角度での分析が可能になった。

株式会社TRUNK

会社名 株式会社TRUNK
施設所在地 東京都渋谷区神宮前5-31
代表取締役 野尻佳孝
設立 平成28年12月19日
事業内容 ホテルの開発・経営・運営
従業員数 社員 150名 アルバイト 275名(2018年6月末現在)
URL https://www.trunk-base.com/

2017年5月オープン。国内唯一のブティックホテル、また「ソーシャライジング」をコンセプトに掲げた革新的なホテルとして話題に。海外のAWARDも多数受賞。
アメリカの旅行誌『Travel+Leisure』が選ぶ「世界の優れたホテル:It List 2018」に国内から唯一選出。
優れたホスピタリティ&デザインを表彰する世界的なアワード『AHEAD Asia 2018』において、『The New Concept of the Year(ニューコンセプト賞)』を受賞。
『AHEAD Asia Hotel of the Year』で4位にランクイン。